子供をみていていると、生まれてすぐ動けるわけじゃないと改めて思います。
なにをそんな、当たり前の事を…といわれそうですが、
それは首がすわる、腰がすわるといった筋力の問題だけではなくて、
自分の体を自分のものだと認識することから始まるということです。
少しずつ目が見えはじめたころ、顔の前の自分の手を「これはなんだろう??」
という感じで不思議そうに眺めていました。
そのうちに握ったこぶし全体をよくしゃぶるようになり、
次に指一本ずつなめ始めました。
最初は右手と左手を目の前でくっつけることができませんでしたが、
いつしか五郎丸みたいな手の組み方もできるようになりました。
なめることで少しずつ自分の体がわかっていくんですね。
そんな積み重ねの延長上に立ち上がること、歩くことがある。
そこまでの道のりを考えると果てしなく遠い感じですが、
それを1年くらいでやってしまうのだから、
やっぱり子供の成長ってすごいなと思ってます。