いまさらですが、あけましておめでとうございます。
いつもはのんびり始まる年明けですが、
診療開始からパタパタと忙しく、ご挨拶が遅くなりました。
「こころとからだ、人間の全部」
これはカメラの広告のコピーですが、
治療室の壁に貼っておきたいくらい好きな言葉です。
痛みは体の構造的な問題だけが原因ではないことをいつも感じているし、
気分が上がらなかったり、やる気がでないことが、体の硬さによるものだったりします。
だから今あらわれている症状だけを注視するのではなく、
もっと俯瞰で、その人の存在を感じながら治療したいと思っています。
それに人はいろいろなものの間でバランスをとって存在しています。
狭い意味では体の中のバランス。
広い意味では自分を取り巻く環境とのバランス。
生きるということは、ものすごく複雑な状況での綱渡りみたいなもので、
あらためて考えると、元気に生活できてることが奇跡的だと思います。
だから治療はいつも簡単ではないし、一生勉強なんだと思っています。
今年もよろしくお願いいたします。