明日は立春。
これから春向かっていく期待感みたいな感じが好きです。
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「先生の治療は普通の鍼とちょっと違いますね」
そんなことをたまに言われます。
体の不調やしんどさをがっちり着込んだ鎧に例えると、
その鎧を何とかするのが治療だと言えます。
自分では脱ぎたくても脱げない状況は、
自然治癒力がうまく働いていない感じでしょうか。
そんな時にどうするか。
ぐいぐいと力を入れてひっぺがそうという場合もあるし、
鎧のつなぎ目を切ろうとするやり方もあります。
一度に多くの鎧がはがせたら早くすっきりするかもしれないし、
ちょっとずつだけど自分ではがす方法もあるかもしれない。
そんな中で僕がやりたいのは、
鎧そのものよりも先に、からだの芯をあっためること。
そして重い鎧なんてもういらないと、
患者さんが脱ぎだす元気が出るようにすること。
だから患部以外のところも時間をかけて、
体全体に元気めぐるようにと思っています。
僕のライバルは温泉です!