ハイハイの効用

みなさん最近ハイハイしましたか?

僕は子供がハイハイしはじめた頃から一緒にやっています。

最初は子供にお手本を見せるためだったのに、いつの間にか子供に追いつけなくなりました。

そして子供はハイハイを卒業し歩き始めたのですが、

大人は相変わらずハイハイを練習しています。

遠い昔にやったはずだけれど、なかなか上手にできないのです(笑)

 

ゆる体操の高岡先生は、四足の動きはとても大事だといいます。

「大人になっても1日30分は四足運動を」

と著書に書いています。

立位の姿勢を支えるため硬くなる背中の筋肉やふとももの前の筋肉を、

四足の状態はゆるみやすい条件にしてくれます。

 

キャンプで使うタープをイメージするとよいのですが、

支柱に支えられて布の中央は垂れ下がるように、

人の背中も垂れ下がりゆるみやすくなるのです。

僕は実際に四足になってみて、腰の付け根のコリに気づきました。

何年も腰モゾモゾ体操してきたのに、気が付いてないところがありました。

(こういう場所は体中にまだまだ山のようにあるはずです)

そして股関節の前のコリが、歩くときに足を前に出す邪魔をしてることにも気づきました。

 

それから歩きが変わりました。

体が前に傾くのに合わせて足が振り子のように出るようになりました。

それにつれて無意識に入っていた膝まわりの力が抜け、

足がまっすぐ伸びるようになりました。

歩くときに一生懸命足を出すような、努力感が少なくなりました。

 

子供は日々どんどん成長していてまぶしいほどですが、

大人だっていくつになっても変えられる、

そんなことを体操を通じて感じています。

 

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