転倒して背中を打った男性。あとからその前がわの左胸の肋骨が痛くなった。
その場所は以前ひびが入ったことがある古傷。
深呼吸しても痛みがないが、寝返りがつらい。
触診するとたしかに胸のあたりに熱感と腫れ、押すと圧痛がある。
腫れをとるのにどこに鍼をしようか考えていたときに、
腹診のときに気になったおへその右下の硬結を思い出し刺鍼。
すると左胸の腫れが減り、寝返りの痛みも減少。
胸と背中は体全体でみると陰と陽の関係。
背中を打った衝撃がその反対側に影響がおよんだみたい。
さらに左胸と右下腹はおへそを中心に対角線上にあるから…。
そんな風に上下左右、陰陽表裏で体をみていくのも東洋医学的なやり方です
でもわかった風に書いてはいるものの、人の体って不思議だな~といつも思ってます。