治すこと、治ること

あっという間に12月!! 早いな~と思って今年を振り返ると、

「治したい!!」という自分の執着を手放す一年だったように思います。

 

鍼灸の学生時代は、どんな病気でも治せる治療家になりたいと思ってました。

卒業後もいろんな勉強会に参加したり、名人といわれる先生のところに見学にいったりして、

目の前で鮮やかに症状をとっていく様子を、子供のころに憧れたヒーローみたいな目で見てました。

 

でも臨床を続けていくなかで、治すということについて考えが変わってきました。

いまは施術のとき自分は脇にどいてる方がいいのでは?と思っています。

 

かざした手から「は~っ」と気を出して一瞬で治せたら見栄えはいいけれど、

患者さんの体の滞りを取り除き、ちゃんと流れるようにしてあとは見守る。

詰まったパイプを掃除する水道屋さんみたいで十分なんだと。

 

患者さんの体を信頼し、症状を尊重すること。変わっていくまで見守ること。

患者さんの症状が、ご自身の気づきをうながす大切なもののこともあるし…

 

そうやいっても、苦しそうな方を前にすると何とかしたいと思ってしまうので、

まだまだなんだと思います。。

 

音楽

先日ピアノエラ2015というコンサートに行ってきました。

阿部海太郎、高木正勝、haruka nakamura、の三組のピアノアンサンブル。

 

天から降ってくるような音だったり、

地面から湧き上がるエネルギーを感じたり、

人の想像力の素敵さだったり、

三組ともぜんぜん違って美しい音楽を満喫しました。

 

いいものにふれると元気になりますね。

これで年末まで頑張れそうな気がします!!

 

pianoera2015_flyer_R

ゆる体操教室について

僕のからだは、半分以上ゆる体操で出来ています。

始めてからもうすぐ10年になろうとしていますが、

いまだに様々な気づきと効果をもたらしてくれます。

 

そんなゆる体操を、ぜひ皆さんと一緒に!!とやってきましたが、

9月の教室を最後にお休みさせて頂いています。

いろいろと忙しくなったのと、じつは指導員の資格更新の時期を逃してしまいました…

 

また、そのうち再開したいと思います。

その時はよろしくお願いいたします m(__)m

 

ペラペラの足

足首、足、足裏。

体重をささえ、地面と接地する大事な場所。

 

その足に力が無い、フニャフニャ、ペラペラ、ヒヨヒヨな方が多いです。

足の冷えや、足裏の張りは不調として気にしますが、

弱っている足には気づいていない方がほとんどです。

(治療がたてこむと僕も足がペラペラになることがあります…)

 

全身を調節する鍼をするとエネルギーが足までめぐるようになります。

すると足は温まってきて、ふっくらと弾力がでてきます。

ちょうど長く使って薄くなった座布団の綿を、

たたいてもう一度ふわっとさせる感じでしょうか?

何回か治療をしたり、自宅でお灸をやってもらうと足がしっかりしてきます。

そうするといろんな不調も改善する方向に向かうことが多いです。

 

これから足の冷えが気になる季節。

自分の足をすこし観察してみてはいかがでしょうか?

 

9/7(月)~9/11(金)までお休みさせていただきます

9/7(月)~9/11(金)までお休みをいただきます。

 

今回は高知と香川にいってきます。

春先の福岡に続き、おいしいものをひたすら食べ続けるつもりです。

観光はほとんど予定に入っていません(笑)

 

12日(土)から通常通りおこないます。

よろしくお願いいたします。

 

8月のお休み&ゆる体操

毎日暑い日が続いています。

最初はあまりの暑さにぐったりしていましたが、

ようやく体が馴染んできて、夏を楽しもうと思えるようになりました。

 

8月の治療室の予定ですが、

8月12日(水)~15日(土)をお休みとさせていただきます。

 

また8月のゆる体操は

8/8(土)、8/22(土)

いずれも10時~11時半を予定しています。

 

8月は「股関節周りをゆるめる」がテーマです。

参加ご希望の方はご連絡ください。

 

よろしくお願いします!

 

7月のゆる体操

7月のゆる体操は7/18(土)と7/25(土)、

いずれも10時からとなります。

 

今月のテーマは「気持ちよく歩くために」です。

体がゆるむと歩きがどのように変わるのか?

そんなことを感じていただけるレッスンにしようと思います。

 

定員 5名

参加費 1,500円

持ち物 床にひく大判のタオルかマット

 

参加ご希望の方はご連絡ください。

お待ちしています!

慢性的な知恵熱

ヴィパッサナー瞑想の最終日に、それまでの沈黙を破って10日ぶりに会話しました。

周りの人は久しぶりの会話に興奮し楽しそうにしゃべっていましたが、

僕は言葉はうまく出てこなくなって、日本語なのにカタコトでした。

 

それでもつっかえながら自分の瞑想体験を話していると、

額のあたりに熱が集まってきました。

すごい、頭って使うと熱を持つんだ!

知恵熱ってほんとにあるんだ!って実感しました。

それと同時に足先がスーッと冷えてきました。

頭寒足熱がいいとよく言われますが、その反対の冷えのぼせですね。

ふわふわして気分が悪くなり少し横になりました。

 

瞑想を終えて帰りの電車の中では、

社内の吊り広告の文字に頭がチカチカしていました。

そして車内でスマホを見続ける人たちをぼんやり眺めながら、

みんな慢性的に知恵熱状態なんだろうな~と思いました。

もしかすると冷え性の人が増えてる原因のひとつかもしれません。。

 

病気の原因

人が病気になる原因を東洋医学的に分類すると、

内因、外因、不内外因、

という3つに分けられると学生のときに教わった。

 

内因とは自分の内側の問題、それは感情の乱れ。

外因は自分の外側の寒さや暑さ、湿気など環境の問題。

不内外因とは内でも外でもなく、自分の行動が引き起こしたもの。

たとえば働きすぎ疲れすぎ、飲食の不摂生などが含まれる。

 

いやいや、姿勢とか筋肉の疲労とか物理的なものが原因で、

感情なんて関係ないでしょ?って昔は思ってましたが、

臨床を通じてそういったケースを数多く目の当たりにして、

いまではすっかり当たり前のことになりました。

 

***

定期的にメンテナンスに来てくださる患者さん。

骨盤を中心にからだ全体がぎゅーってねじれてて、ぎっくり腰の一歩手前ぐらいの感じ。

いつもとは全然ちがうので何かあったか聞いてみると、

仕事の忙しさもそこそこだし、原因は思い当たらない。

 

でも脈を診ると、すごく細くて弱くて生命力が全然足りてない感じ。

それを伝えると、最近うれしいことがあって興奮して寝れないことが多くて…とのこと。

そのうれしいお話をうかがって、いろいろと納得。

そうですか~、それは体がねじれるほど嬉しいですよね!

理由がわかって、すっきりして治療にあたりました。

 

***

感情ってすごいエネルギーで、体にとても影響します。

一般的に想像するのは、怒ったり悲しんだりとストレスになるようなマイナスな感情だけど、

喜びの感情も爆発的なエネルギー。どれも過ぎれば影響します。

 

咳に関する印象的な症例

ここ最近風邪をひいている方がよく来られます。

梅雨時の天気のせいか、長引いてる方も多いですね。

体力が落ちていたり、薬で症状を抑え込んで仕事してたりすると、

体の奥の方に熱がこもり、すっきりと風邪が抜けない気がします。。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「咳にまつわる印象的な症例」

①麺をすすると必ず咳がでてむせてしまい、お蕎麦が上手く食べれない。

既往症をうかがうと、大きな病気をふくめて両手で足りないくらい。

しかしとても気丈な方で、病気で辛いということはおっしゃらなかった。

 

のどの周辺を触診しても特に気になる所はない。

背中をみると左の肩甲骨の際に強いエネルギーの滞りを感じる。

 

全体の調整のあと、そこに鍼をしてみると急に咳が出はじめて止まらない。

ちょっと苦しいけど、滞りが無くなるまで少しの間我慢してもらう。

 

その間1分くらい?手に伝わる感触が穏やかになってきた。と同時に咳も収まってきた。

するとなにか締め付けられていたものが無くなったように呼吸がすごく楽になったとのこと。

治療の後で、お蕎麦をおいしく食べれるようになり嬉しいと感想をいただいた。

 

②昔高いところから落ちて首を痛めた。その古傷が痛くてしょうがない。

全身の調整のあと患部の処置にうつり、首に鍼をした瞬間にすごい勢いで咳が出始めた。

前の経験があったので、滞りが無くなるまで我慢してもらうことにした。

 

でも咳の勢いがあまりにすごいので、いったん鍼をぬくことに。

そしてつい、何か吐き出したいことでもあるんですかね?

と聞いてみたら、急に涙が出て止まらなくなった。

 

落ち着いてから聞いたら、怪我した当時のしんどかった状況を急に思い出し、

涙が止まらなくなったとのこと。

そして首をチェックしたら、痛めた場所がゆるんでてびっくり。

 

 

咳というのは異物を吐き出そうとする反射だけれども、

吐き出すのはもしかすると、物理的なものだけではないのかもしれない。。